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現代の葬儀の考え方


3割以上が自分で準備

かつて親の介護、最期の看取り、葬儀や事後の処理は、すべて家族の役割でした。
しかしいまは状況が違ってきています。
家族がいない場合はもちろん、いる人も、葬儀や死後のことは自己責任で、生前から備えておこうという人が増えています。
家族はいても、離れて住んでいることも多く、いっしょに住んでいても「子どもに迷惑をかけたくない」と、考える人が多くなっているのです。
東京都生活文化局の調査報告でも、自分の葬儀のための準備をしている人が、30%近くいます。
生命保険に入ったり、葬儀費用を貯金したり、互助会に入ったりして備えているのがわかります。
家族に迷惑をかけたくないという思いと、家族はあてにできないという思いが交錯しているようです。

プランは具体的に

「葬式はいらない、骨は海にまいてくれ」・・・こうしたあいまいな言い方では、家族は本気で聞いてはくれません。
実行可能なプランを立て、家族にきちんと「自分の意志」が伝わるように話しましょう。
自分の葬儀の準備としてチェックしたいのは、エンディングノートの項目と重なります。
最初は葬儀の準備から入り、そのほかにも、自分が認知症になった場合や、終末期の処置などについても、しっかり家族と話し合っておくといいでしょう。

折にふれて家族と話し合っておく

しかし家族のいる人は、葬儀に関して、家族との対話がまるでないわけでもないでしょう。
家族に自分の葬儀の話をしているという人が40%以上います。
話せば子どもも、けっして聞く耳をもたないわけではないのです。
改まって話をする必要はありませんが、会話のなかで「自分はこんなふうに死を迎えたい」「こんな準備をしている」ということを、折々に家族に話しておくことは、けっしてむだではありません。
一人ひとりに「こんなふうに生きたい」という思いがあるように、「こんなふうに人生を締めくくりたい」という希望をもつのはごく自然なことです。
自分の希望を伝えておくことのメリットは、家族が、自然に「希望に沿ったものにしてあげたい」という気持ちになれること。
また、いざというときに迷ったり悩んだりすることも少なくなります。
こちらの希望ばかりでなく「あなたたちはどう思う?」と家族の意向を聞くことも大事です。
こうした積み重ねが、結果的に、本人にとっても家族にも望ましい形の、満足できる葬儀ができることにつながります。
子どもが遠く離れて住んでいるときは、まず手紙かメールで始めましょう。